Kei建築設計
 
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自宅を建てるまでの様子は、妻が作成している『我が家のマイホーム大作戦』のページをご覧ください。

1階に仕事部屋である設計事務所を併用して、仕事と生活をいかにバランス良く共存できるかを考えて設計しました。
玄関を分けるのはもちろんですが、プライバシーや遮音など心がけています。
建物構造の鉄筋コンクリート造を生かし、事務所部分と住宅とを、壁・床とも18pのコンクリートの壁で区分けました。
これにより2階の住宅部分には音が漏れることはありません。
趣味のオーディオを夜 事務所で大きな音で楽しむこともありますが、住宅部分には殆ど音が漏れません。








右が自宅の玄関、左が事務所の入り口です。

自宅扉は少し引っ込めてあります。遅くまで仕事をするため事務所の照明は夜遅くまで付いていますので、その明かりがガラスブロック越しに自宅玄関扉前にこぼれます。







下は事務所、左写真の奥にスピーカーが見えます。ここは内装がコンクリート打放で音が響きますので、壁と天井の一部に吸音材を貼り、残響の調整をしています。
 

主な生活が2階のため、2階リビングと1階玄関との往復が気になりました。
対策としては、カメラ付ドアホンと電気錠くらいです。階段もゆったりめに設計しました。玄関キーを開ける必要のあるケースは、子供を含めた家族の出迎えが大半を占めます。この場合は、鍵を開けることが出来ればよい訳で、2階から電気錠のスイッチを入れるだけで玄関まで降りてくる必要はないです。
内装にコンクリート打放仕上げを使ったのは事務所周りだけで、住宅部分は冷たい感じを出さないように何らかの仕上をしました。
玄関を入って左のコンクリート打放の向こうは事務所。事務所=打放のイメージを強調させて仕上の雰囲気で気持ちを切り替えられるように工夫しています。

右は玄関を入ったところ。左下にあるのは、靴を履き替えるための椅子です。左のコンクリート壁に妻の趣味であるトールペイントの作品を掛けられるようにフックを埋め込んでいます。作品を照らす意味合いもあり、壁の上は間接照明にしています。




左下の穴あきブロックの向こうは、リビングのAC屋外機置場です。屋外機が見えないようにと、風を通すためにこれにしました。キッチン周りの物置ユーティリティとしても使用しています。
 
 

2階にはリビング・和室・WCや浴室があります。
リビングから3階子供部屋に向かう階段があり、子供部屋に行くには一度リビングを通ることになっています。
キッチンは、ショールームに飾ってあったものの払い下げ品。偶然にもちょうど計画していた平面図面に寸法がピッタリ合ったため決めました。キッチンは小さな窓しか取れないことが多いため、上部にトップライトを作っています。このトップライトは3階のルーフガーデンの机としても利用できます。トップライトは直射日光が入るのを防ぐため、日射角度を考えてトップライトが飛び出ているルーフガーデン上に庇を設けています。

リビングはテレビ・オーディオなどを納めるための棚を造付にしています。テレビは将来大型化していくでしょうし、ホームシアターも考えスペースを大きく確保しています。
壁は珪草土、腰下だけは汚れやすいだろう事を考えて見切りを付けてクロス貼にし、貼り替えやすい材料を使用しました。

照明は、出来るだけダウンライトやスポット的なものを使い天井をスッキリさせています。
球の取替も考慮しながら位置を決めました。

右の写真は和室です。壁は藁入りの珪草土。和室本来の高級材料はいっさい使わず、シナ合板などの安価なものを使っています。床の間もインテリアタイルを貼っています。

3階には子供部屋とプレイルームがあります。子供部屋は6帖弱でテレビや電話、インターネットのLANも付けませんでした。その代わり、子供部屋の前にはプレイルームを設置し、こちらでテレビでもゲームでも出来るようにしました。子供も友人を連れてきたときは、子供部屋には籠もらずこちらで遊んでいますので、今のところプレイルームは作って良かったと考えています。妻の趣味のトールペイントもこの部屋に材料と机を置いて作業をしています。

上はプレイルーム、2階リビングと階段で直接繋がっています。
プレイルームの左の窓の外はプレイルームより少し大きめのルーフガーデン。
ルーフガーデンには上空に半分ほど庇を付けていて、プレイルームの窓を開けるとルーフガーデンと一体として使えるように考えました。時々ここでバーベキューをしたりします。

左は、娘の部屋です。カーテンもクロスも娘が選びました。

左上は、2階の中庭です。和室前にあって和室へ光を導きます。
ここは、ガラスの庇を付けていて、洗濯物干し場でもあるのですが、多少の雨なら洗濯物を入れなくても大丈夫なようにしています。
 

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since2004.6.1