2001年 (長岡鉄男設計 D-10)
ユニット:FE108Σ
自作第1号 想い出のスピーカーです。それまで、スピーカーを作るという発想は無く、板を張り付けて作ったものからどんな音が出てくるかあまり期待していなかっただけに、出てきた音にビックリ。これ以降病み付きになります。野菜にたとえると、避暑地に行ったときに、畑から引き抜いて水洗いをして食したような、凄く新鮮な鮮度の良い音を楽しむことが出来ました。 板材はシナ合板の15o、カットは業者(MAKIZOUさん)に頼みました。この後、近くの東急ハンズでもかなりのカット精度があることを知り、現在は東急ハンズです。東急ハンズは専門業者よりカット代は安く、ホームセンターより高いです。自分で板を切ればずいぶんローコストに出来ますが、慣れていない人はその大変さに後悔すると思います。カット図面をもって東急ハンズに行くのが初めのうちは良いと思いますが、カット図面も良く理解できなければ、スピーカーのカットサービスをしている業者に頼む方が無難です。 カット材が届けば、スピーカー製作は7割方終わったと考えても良いくらいです。後はボンドで板材を貼り付けハタガネや重しを使って板の浮きのないように接着します。密着度が高い方がボンド強度が上がります。 最後の蓋を閉じる前にスピーカーケーブルを取り付ける端子とスピーカーユニットを結びつける内部配線をしておく必要があります。ここで、配線と端子、配線とユニットをハンダゴテでハンダ付けをするのが普通です。 シナ合板の小口に小口テープを貼って仕上は油性のクリアラッカーを使用しました。2回ほど塗っています。この時は下地調整もせずにいきなり塗ってしまいましたが、ペーパーで下地調整した方が絶対好いです。油性ペンキは臭いが強いですので、部屋の中で作業するなら水性ペンキが臭いも少なくお奨めです。 はじめての製作でバックロードでしたが、想像していたより作りやすかったです。カット精度が悪いと修正が辛いですので、カット精度の良いところでカットして貰いましょう。はじめて作るにもお奨めのスピーカーです。 このスピーカーは嫁入りしてしまいました。 |
2001年 (長岡鉄男設計 BS-2+SW-168)
ユニットFE-83・FW-168
上下はもちろん一体型ではなく、サブウーファのSW-168の上にBS-8を置いています。D-10のカットサービスをお願いした後、追加でこのセットを追加注文しました。ユニットのFW-168は、この時すでにFW-168Nに変わっていて、ヤフオクで手に入れたものです。出品者の方は親切な方で、いろいろアドバイスも戴きました。 材質はシナ合板、こちらも小口に小口テープを貼って積層の柄を隠しています。小口テープで気を付けることは、小口テープに厚みがあること、板が綺麗にカットされていればいるほどこの厚みが出っ張ってしまって気になります。上のBS-2のように色を付けるとなおさらです。板材カットをこの厚みを考慮して寸法を決めれば解決ですが、なかなか面倒なので色を付けるのならば、小口の目止めをしっかりして塗りつぶす方が簡単です。 上のBS-8は、妻がちょうどトールペイントを習いに行き始めたこともあり、妻に描いて貰いました。下のSW-168は掃除の時移動しやすいようキャスター付です。(ぐらぐらして音質的にはいい訳ないです) 今見ると妻へ気を遣っているのがわかりますね。なんとかこの趣味を受け入れて貰いたい気持ちが表れています(^^;; 家族のことを顧みないと後でしっぺ返しが来ます。皆さんも気を付けてね。 上のD-10もそうですが、SW-168も釘を併用しています。ボンドが固まるまでの板固定の意味で使用しました。釘をある程度打ち付けてペンチで頭を跳ね釘締めで釘を沈めています。くぎの頭を出したくなかったためこのような方法を取りましたが小さな点の跡は残ってしまいます。 BS-2は出来上がったときは、小さなユニットなのに良く鳴るなぁなんてくらいの感想でしたが、いくつかスピーカーを製作した後再度音を鳴らしてみるとシンプルな別の良さを味わえました。SW-168とはそのままではバランスが良くありませんので、SW-168にアッテネーターを取り付けてレベル調整しています。この組み合わせでは、SW-168にはコイルが無くても問題ないように思いましたが、現在は3.5mHのコイルを内蔵しています。 |
*****簡単なオーディオ遍歴*****
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